こちらの記事で我が家が子供の大学資金をジュニアNISAで貯めていることをご紹介させていただきました。
そのジュニアNISAの口座はSBI証券で開設しております。
ジュニアNISA口座を開ける証券会社は多くありますが、なぜSBI証券で敢えて口座開設したのかをご紹介させていただきます。
なお、ジュニアNISA口座は1つの証券会社のみ開設可能で、別の証券会社で開きなおすには多くの制約があります。
そのため、どの証券会社でジュニアNISA口座を開設するか悩まれる方もいらっしゃるかと思いますので、この記事が参考になれば幸いです。
SBI証券でジュニアNISA口座を開設する理由
さて、SBI証券でジュニアNISA口座を開設した理由は、結論から申し上げると
「IPOチャレンジポイントが貯まる」からです。
IPOチャレンジポイントとは、
新規上場株式(既上場銘柄の公募増資・売出は除く)のブックビルディング後の抽選・配分に外れた回数に応じてIPOチャレンジポイントが加算されます。
次回以降のIPOお申し込み時に、IPOチャレンジポイントをご使用いただくことにより、IPOが当選しやすくなるSBI証券のポイントプログラムサービスです。
SBI証券はIPO公募時に応募数に応じた抽選を行っておりますが、このIPOチャレンジポイントを使うことで、IPOに当選しやすくなるSBI証券独自のポイント制度になります。
このポイントはIPO抽選に外れると、1ptずつ貯まっていき、次回のIPO応募時に使用することが可能となります。
実際にIPOチャレンジポイントを使用して当選するには200pt前後以上のポイントが必要となり、裏返せば200回ほど落選しないと貯まらない規模感です。
銘柄ごとの必要IPOチャレンジポイントはこちらのサイトを是非ご参考ください。
SBI証券で応募できるIPOは年間で約80社程度で、全て落ちた場合で80ptが年間で貯まります。
※POでも同様にポイントが貯まりますが、ここでは省略します。また今後の取扱数は約束されたものではありません。
つまり、一つのIPOに当選するには最低3年掛かるということです。
資金力がある方は純粋に応募数量で当選確率を上げることが出来る一方で、完全な平等抽選では永遠に当たらない可能性もあります。
そういった意味では、時間はかかるものの、IPO当選の確率が上がるIPOチャレンジポイントは非常に有難い制度です。
またジュニアNISA口座での投資・保有資産は多くの証券会社でポイント付与対象外となります。
SBI証券と並んで有名な「楽天証券」も同様に、成年口座と違って、楽天ポイントを貯めにくいのが正直なところです。
むしろ未成年が楽天ポイントをしっかり貯めること自体、かなりハードルが高いと思っています…(あくまで個人的な意見です)
ただジュニアNISAの口座開設をしても、投資先が少なければ、資産形成の機会損失につながりかねません。
SBI証券は国内株式の手数料が0円だけでなく、主要ネット証券で業界屈指の2,570本の投資信託、外国株式でも非常に豊富なラインナップを取り揃えています。
SBI証券のNISA口座取扱商品
そのため、各人にとって最適なポートフォリオを構築しやすいメリットがあります。
SBI証券の特徴も併せてご紹介させていただきましたが、
SBI証券に決めた決め手は何よりも、
「IPOチャレンジポイントが貯まること」
です。
IPOチャレンジポイントとは何かは冒頭で記しましたが、なぜこれが決め手になったかを記していきます。
なぜIPOチャレンジポイントが決め手になったか
ジュニアNISA口座では年間80万円が非課税投資枠となります。
また証券口座への入金は振込もしくは本人名義の銀行口座からの振替が必要です。
振込は振込手数料が掛かり、銀行口座からの振替は若干の時間が必要となります。
ただし、SBI証券は住信SBIネット銀行を開設・連携させ、SBI証券⇔住信SBIネット銀行で資金の一本化を可能とする「ハイブリッド預金」に資金を移動させることで、タイムリーな入金・出金が可能となります。
このハイブリッド預金では金利が0.01%と預金としては有難い金利です。
当然ですが、ハイブリッド預金を行うためには住信SBIネット銀行の口座開設も必要です。
ただ住信SBIネット銀行の口座開設は満15歳以上でないといけません。
ジュニアNISAを開設される場合、この年齢条件を満たせる方はほとんどいないかと思います。
したがって、SBI証券でジュニアNISA口座を開設する場合、都度振込を行う必要があります。
一方で、楽天証券と楽天銀行は0歳から口座開設できますので、マネーブリッジを行うことが可能です。
この2社を比較すると、ジュニアNISAの年間非課税枠80万円を
と800円の差が生じます。
3年間にすると2,400円の差です。
ジュニアNISAを分散投資で場合、年初に80万円を準備したとすると、80万円から投資済の資金を引いた金額・資産は投資に回されるまで、「休んでいる」状態になります。
この休んでいる資産を楽天銀行・楽天証券であれば金利0.1%で運用できます。
一方で、SBI証券では証券口座に置いているだけであれば、休んでいるだけです。
しかし、この休んでいる資産で株を買うことは可能です。
この休んでいる資産でIPOに応募すれば、落選してもIPOチャレンジポイントが貯まります。
人気のあるIPO株であれば、公募価格より値上がりすることが期待できます。
当然、当選することに越したことはありませんが、仮に3年間落選し続ければ200pt以上貯まり、IPOチャレンジポイントを利用して当選することも不可能ではありません。
SBI証券のIPOチャレンジポイントは、何ポイントあれば当選するのか?
上記サイトで最も低い1ptあたりの利益156円をベースにすると、3.5万円の利益が出ることになります。
言い換えると、3年で3.5万円の利益を得られる可能性があるということです。
※当選・利益額とも保証されたものではありません。
楽天証券・楽天銀行であれば確実に3年間で利率0.1%を得られますが、SBI証券であればIPOチャレンジポイントを通じて大きな利益を得るチャンスがあります。
まとめ
ジュニアNISA運用にあたって、80万円という非常に大きい資金を準備することが大変な中、投資されるまで休ませるのは非常にもったいないと考えています。
確実な利息で運用することも一つの手ではありますが、
「80万円」という枠の中で考えた場合、
より大きな利益を得る可能性のあるIPOチャレンジポイントが貯まるSBI証券
でジュニアNISA口座を開設することにしました。
ジュニアNISAが廃止され、新規投資が出来なくなる2024年以降でも口座に一定額を残しておくことで、引き続きIPOへの応募は可能です。
当選すれば通常の課税口座での運用となりますが、落選し続けたとしても、成人年齢である20歳 (or 将来的には18歳)までの10数年間で毎年80pt近いIPOチャレンジポイントの獲得が可能です。
※IPO幹事数は約束されたものではないため、IPOチャレンジポイントの獲得数も同様に約束されたものではありません。
先ほど同様に1ptあたり156円で計算、成人まで16年あったとすると、
156円 × 80pt × 16年 = 199,680円
の利益を得るチャンスを子供に託せることになります。
子供が小さいからこそ、時間を掛けて資産形成するチャンスを最大化できます。
以上、
ジュニアNISA口座を開設しようとされている方はもちろん、
子育て資金の資産形成で悩まれている方のご参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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