いよいよ固定資産税・都市計画税の支払が近づいてきました。
持ち家を購入すると、必ず発生する固定資産税・都市計画税は大きな負担となります。
新築の建物や建物が建っている土地であれば、軽減措置を受けられるとは言え、なかなか負担を減らすことは困難です…。
この固定資産税・都市計画税の納付を迎え、少しでも負担を軽くすべく、東京都23区でお得な納付方法・払い方について今回は記事にしていきます。
※東京都23区でない方でも、お得になる場合があります。
固定資産税・都市計画税の支払・納付時期
東京23区では
- 第1期 6/1~ 6/30(納期限: 6/30)
- 第2期 9/1~ 9/30(納期限: 9/30)
- 第3期 12/1~12/27(納期限:12/27)
- 第4期 2/1~ 2/28(納期限: 2/28)
と4回に分けて納税通知書を送付され、納付が必要です。
毎年1/1付で所有者として登録されている個人・法人が納税者となります。
東京都23区で可能な納付手段
東京都23区で固定資産税・都市計画税の納付手段として認められているのは下記のとおりです。(2021年5月23日現在)
現金納付
現金納付は銀行・郵便局や都税事務所、コンビニ※で対応することが可能です。
※コンビニは上限30万円
最もポピュラーな支払い手段で、その場で領収証書の受け取りが可能です。
口座振替
口座振替は一度登録しておけば、各納期限のタイミングで自動的に支払いが行われるため、口座に残高が十分にあれば支払漏れの心配がありません。
また手数料が掛からないということもメリットの一つです。
登録はwebもしくは口座振替依頼書を通じて行われ、それぞれの登録納期は
となります。
第1期を例にすると、web:6/10まで、口座振替依頼書:5/10までの登録が必要となります。
ペイジー
ペイジーはネットバンキングもしくは金融機関のペイジー対応ATMでの支払いが可能です。
窓口の空いている時間や場所に縛られずに支払い可能な点が利点です。
電子マネー(nanaco・WAON)
nanacoはセブン・イレブン、WAONはミニストップでのみ支払いが可能です。
税金支払い自体にはポイントはつきませんが、チャージにはポイントが付きますので、お得な方法の一つです!
ただし、チャージ上限額がありますので、ご注意ください。
クレジットカード
上限100万円という制限はありますが、専用サイトでのクレジットカード支払いが可能です。
クレジットカード利用額として計算されるため、多くのクレジットカードの還元の対象となります。
ただし、金額に応じた決済手数料が掛かりますので、クレジットカードの還元率・還元額と見比べることが不可欠です。
特に高還元率で有名な楽天カードでは、固定資産税支払い分は還元率0.2%にダウンしますので、ご注意ください。
スマホ決済アプリ(PayPay・LINEpayなど)
東京23区で使える決済アプリは下記の7種です。※令和3年5月6日時点
- PayPay
- LINE Pay
- au PAY
- d払い
- J-Coin Pay
- PayB
- モバイルレジ
固定資産税・都市計画税の支払いで「ポイント還元」の対象となっているのは、「PayPay」、「LINE Pay」、「au PAY」のみとなります。
お得な払い方ランキング
少しでも還元を獲得して、お得にお支払いできるランキングは下記のとおりです。
1. LINE Pay × Visa LINE Payクレジットカード(最大3%還元)
最も還元率が高いのは、「LINE Pay」と「Visa LINE Payクレジットカード」の組み合わせとなります。
LINE PayとVisa LINE Payクレジットカードを連動させることで、マイランクに応じたLINEポイントの還元を受けることが出来ます。
ただし、Visa LINE Payクレジットカードの契約が必須で、またLINE Pay残高の支払からではポイントが還元されないため、ご注意ください。
ポイント還元率はランクによって変わり、
- プラチナ:3%
- ゴールド:2%
- シルバー:1.5%
- レギュラー:1%
となっております。
2. PayPay × ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い(PayPay最大1.5%還元 + クレジットカード還元率)
第2位は最大還元率1.5%のPayPayと「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い」による携帯代支払のクレジットカード還元の組み合わせになります。
PayPayのチャージ元を「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い」にすることで、スマホ通信費の請求と見なして、クレジットカードの還元を得る形になります。
PayPayは使用状況に応じて、0.5%・1.0%・1.5%と還元率が変わりますが、仮に普段ランクアップするほどPayPayを使わない方でも、0.5%+クレジットカード還元とダブルの還元を獲得可能です。
ただし、「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い」はソフトバンクもしくはY!mobile契約の方のみご利用可能ですので、ご注意ください。
3. au PAY × au PAY カード(0.5%還元 + クレジットカード1.0%還元 ※ゴールドなら2.0%還元)
第3位は合計1.5%、常時0.5%還元の「au PAY」とau PAYへのチャージ額が1.0%還元される「au PAY カード」の組み合わせになります。
ゴールドカードをお持ちの方であれば、2.0%還元され、合計2.5%還元と非常にお得になります。
ただし、au PAYへのチャージ・支払が必須で、au PAY カードからの支払いとした場合は通常のクレジットカード同様に手数料が掛かりますので、ご注意ください。
4. Visa LINE Payクレジットカード(2%還元 - 手数料)
第4位は還元率が常時2%※のVisa LINE Payクレジットカードとなります。
※2022年4月30日まで。特典内容や2%還元の期間は、予告なく変更・終了となる可能性がございます。
還元はLINEポイントで行われ、支払額5万円までが還元対象となります。
上限の5万円分の税金を支払った場合、
(還元額)1,000円 - (手数料)401円 = 599円
と、約1.1%還元されることになります。
5. PayPay(0.5% ~ 1.5%還元)・au PAY/nanaco/WAON(0.5%還元)
第5位はPayPay・au PAYでの支払いとなります。
PayPayは最低でも0.5%の還元が獲得可能で、よく使われている方であれば、最大1.5%還元を得ることが出来ます。
ただし、高い還元率を得るのは非常にハードルが高いため、ここでは還元率0.5%ととしてランクインしています。
au PAYは常時0.5%還元となりますので、同率でランクインとなります。
nanaco、WAONについてはチャージ時のクレジットカード使用分の0.5%が還元されますので、こちらも同率でランクインです。
6. クレジットカード
最後はクレジットカード支払いです。
こちらはクレジットカードの還元率によりますが、納税額が3万円以下の場合は手数料負けする可能性があります。
また、クレジットカードによっては税金支払いは還元率ダウンもしくは還元対象外となる場合もありますので、ご注意ください。
なおクレジットカードの還元率が1.2%であっても手数料を加味した最終還元率はPayPay・au PAYの0.5%未満となるため、PayPayもしくはau PAYのほうがお得です。
まとめ
多額の納税となる固定資産税・都市計画税の負担を少しでも軽くするには、「どれくらい還元されるか」が重要となります。
多くの還元を得るとなると、様々な制限や契約が必要となりますが、もしすでに契約しているものがあれば、是非活用いただいて、少しでも税金の負担を減らしましょう!
またお手持ちのクレジットカードや携帯会社が違ったとしても、PayPay・au PAYは常に0.5%の還元を得られるため、新しくクレジットカードの発行など手間や契約を増やしたくない方には、PayPayもしくはau PAYがおすすめです。
なお我が家はY!mobileユーザーのため、
PayPay:0.5% + ワイモバイルまとめて支払い(請求先 ⇒ 楽天カード:1.0%) = 1.5%還元
で支払い予定です。
ソフトバンク・Y!mobileユーザーはPayPay×「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い」でお得に支払いましょう!
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
皆さんの税負担軽減に少しでもお役立てれば幸いです。
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