定年まで一つの会社で働き続け、専業主婦を持つ「モデル世帯」は今や少数派になってきました。
特に都市圏では共働きが当たり前となり、専業主婦はむしろ贅沢な選択肢と思われることも珍しくありません。
筆者は2人の未就学児と専業主婦の4人家族で、一馬力でなんとか家計を維持している要因の一つに「副業」の存在があります。
今回は地味ながら家計を支えている「副業」について、サラリーマンにとってのメリット・デメリットをご紹介させていただきます。
サラリーマンが副業をするメリット
1. 収入の柱が増える
副業の最大の目的・ゴールは「収入の柱」を増やすことかと思います。
共働きが出来ないご家庭であれば、家計の収入は一人の一つの仕事にのしかかることになり、不測の事態への対応が困難になります。
副業を行うことで本業に不測の事態が生じた場合でも、ダメージをいくばくか軽減することが可能です。
2. 本業に対する視野が広がる
副業の種類にもよりますが、収入の柱が増えれば、必ずしも残業で生活費を稼いだり、上司からの理不尽な要求に対して断ったり、会社に依存せずに済みます。
また副業の内容にもよりますが、副業の多くは自分で仕事内容を選び、納品から入金まで一人で行う必要があります。
通常のサラリーマンであれば、役割分担があるため、一から十まですべて自分で行う業務はそう多くありません。
そのため、一から十までを知ることで、普段直接関わらない部署や業務の内容を想像するきっかけとなり、業務のボトルネックの解消につながることもあります。
3. リスクを小さいままで維持できる
サラリーマンはリストラなどがない限りは、毎日勤務すれば、給料が発生します。
生活費の軸となる所得給与は個人事業主などにはない大きな安定収入です。
安定収入があることで、副業がないと生活が出来ないという形にはなりにくいため、副業に全てを懸ける必要性は薄くなります。
そのため、一発逆転で狙わずに済むため、自身で取れるリスクの中で副業を行う余裕が生じます。
サラリーマンが副業をするデメリット
1. 家族との時間や本業がおろそかになる可能性がある
副業を行う場合、家族との時間や本業の時間から、副業に費やす時間を捻出する必要があります。
副業に時間をかけすぎ、家族との時間や本業にかける時間がおろそかになっては元も子もありません。
生活を豊かにするための副業だからこそ、今の生活をむしろマイナスにしてしまうような時間の掛け方は注意する必要があります。
2. 勤め先が副業禁止の場合、ペナルティを受ける可能性がある
勤め先が副業禁止の場合、副業が勤め先に発覚した際に何かしらペナルティを受ける可能性があります。
生活基盤となっている本業の安定収入にも影響を及ぼしかねないため、勤め先が副業を認めているか否かを確認する必要があります。
なお筆者の勤め先は副業を認めておりますが、「本業に影響を及ぼさない」、「申請が必要」といった制約があります。
更に明記されていませんが、マネージャークラスと話している時に「副業してると分かると、会社としても昇格とかにそれなりに接するみたいだから、気を付けたほうが良い」と言われたこともあり、筆者自身は勤め先に申請を行っておりません。
3. 年間20万円を超える利益が出た場合、確定申告が必要
副業収入(利益)が20万円を超えた場合、確定申告が必要となります。
住民税は本業以外に収入がある場合、額に依らず、申請が必要です。
多くのサラリーマンは年末調整を行えば、税金還付等の面倒な申請は全て会社が代わりに行ってくれます。
しかし、副業が一定程度規模が大きくなってくると、脱税を避けるためにも確定申告が必要となってきます。
確定申告は慣れるとそれほどの手間も掛からず、また税金還付の大きなメリットを得られますが、年末調整と比べると手間はかかります。
まとめ
コロナ禍で普及したテレワークによって通勤時間が大きく減った方も多いかと思います。
体力的な負担が減った一方で、勤め先によっては給料が減ってしまうことも少なくありません。
また給料はなかなか増えない一方で、社会保険料や学費などで使えるお金はますます減っていく中で、現在・将来を少しでも豊かにするために副業を始める方も増えました。
その中でもサラリーマンにとっての副業のメリット・デメリットを今回はご紹介させていただきました。
メリット
- 収入の柱が増える
- 本業に対する視野が広がる
- リスクを小さいままで維持できる
デメリット
- 大事な時間を犠牲にする必要がある
- 勤め先からペナルティを受ける可能性がある
- 手間が増える
一歩踏み出すには勇気がいる副業ですが、メリットとデメリットを理解したうえで、是非生活を豊かにする一助になれば幸いです。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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