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【資産形成】年度途中から始めた毎日積立でNISA非課税投資枠を使い切るために注意したいこと

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投資の際には「長期」・「分散」・「積立」が3大原則と言われている中、「分散」について、「毎日」・「週次」・「月次」・「年次」など証券会社では多くの投資タイミングが提供されています。

利益が非課税となるNISA制度では毎年の非課税投資枠が決められており、NISA制度を積立で活用されている方はしっかりと非課税枠を使い切ることで、NISA制度の大きなメリットである利益を無駄なく享受することが可能です。

つみたてNISAであれば年間の非課税投資枠40万円を使い切るために、それぞれの積立タイミングに応じた積立上限額は下記のとおりです。

積立タイミングごとの積立上限額(2021年)
  • 年次:400,000円/年
  • 月次:  33,333円/月 ⇒ 399,996円/年
  • 毎日:    1,632円/日 ⇒ 399,840円/年

月次や毎日積立の場合はご覧の通り、40万円の非課税投資枠を使い切るためにはどこかで増額して積立を行うことが必要となります。

年度始まりのタイミングからであれば、計算が非常に簡単ですが、年度の途中からNISA制度を活用して積立を行う場合、特に毎日積立を行おうとされる方は非課税枠を使い切るための計算が非常にややこしくなります。

そこで、年度途中から毎日積立を開始した場合、いくらの増額積立が必要になるのか見ていきたいと思います。

各種NISA制度の非課税投資枠と積立額

2021年6月現在、NISA制度には3つの制度があります。

NISA制度
  • 一般NISA  :非課税投資枠 120万円/年×  5年 = 600万円
  • つみたてNISA:非課税投資枠   40万円/年×20年 = 800万円
  • ジュニアNISA:非課税投資枠   80万円/年×  3年 = 240万円※2023年終了

このうちつみたてNISAは毎日、月次積立の設定積立上限額が決められており、それぞれ下記のとおりです。

つみたてNISAの積立上限額
  • 月次:33,333円/月 ⇒ 399,996円/年
  • 毎日:  1,632円/日 ⇒ 399,840円/年

毎日積立でジュニアNISAで80万円/年の非課税投資枠を使い切るには3,264円/日、一般NISAは4,896円/日となります。

ジュニアNISAや一般NISAは上限額が年間でのみ設定されているため、お好みの積立額で設定可能ですが、つみたてNISAでは年度途中から始まったとしても、「40万円÷営業日」が毎日積立の上限額となります。

2021年の途中からつみたてNISAで毎日積立を開始された方へ

2021年の途中からつみたてNISAで毎日積立を開始された方は、上限額をそのまま毎日積立しては非課税投資枠をすべて使い切ることが出来ません。

非課税投資枠を使い切るためには、どこかしらのタイミングで増額積立を行う必要があります。

年度の途中で始めた場合にいくら非課税枠が余るの?

まずは毎日積立を年度の途中から始めた場合、つみたてNISAだといくら非課税投資枠が余るのか確認していきましょう。

年の途中から毎日積立を開始

2021年途中から毎日積立を行った際の総投資額

※こちらの計算にあたっては営業日数計算サイトを参考にしております。

1月より積立を開始すれば年間での非課税投資枠の余りは160円ですが、7月からであれば197,632円となります。

毎日積立の場合は上限額以上での積立設定が出来ないため、7月からつみたてNISAを開始した場合は約20万円を増額設定の上で積み立てなければ非課税枠を使い切れません

つみたてNISAを開始したタイミングを把握して、増額しよう

年度の途中からつみたてNISAを毎日積立で始められる方は、非課税投資枠を使い切るために常にいくら非課税投資枠が余るかを把握する必要が出てきます。

つみたてNISA口座が開設されたタイミングで全額増額する方もいらっしゃれば、タイミングをうかがいつつ都度増額する方もいらっしゃると思います。

いずれにせよ、増額を行うことが非課税投資枠を使い切るための必要条件となります。

証券会社の仕組みを利用して非課税投資枠を使い切ろう!

下表(再掲)から始めたタイミングと余る非課税投資枠のおおよその金額が分かり、増額設定を行ったとしても、金額によっては非課税投資枠に余りや不足が出てきてしまうこともあります。

年の途中から毎日積立を開始

2021年途中から毎日積立を行った際の総投資額

そこでぴったり非課税投資枠を使い切るために証券会社で提供している仕組みを利用しましょう!

NISA枠を使い切るのにぴったりのSBI証券

SBI証券のNISA口座には「NISA枠ぎりぎり注文」という仕組みがあります。

NISA枠ギリギリ

出典:SBI証券

この「NISA枠ぎりぎり注文」を設定すれば、増額設定で年末などにNISA枠が余っていない場合でも自動で積立額を調整してくれます。

またNISA枠を超えてでも積立を行う場合は、「課税枠シフト注文」を設定すれば、NISA枠いっぱいまで自動積み立てを行い、NISA枠を超えた分は自動で課税口座で買い付けを行います。

年末などに細かい計算を行う必要がないので、非常にありがたい仕組みです。

SBI証券[旧イー・トレード証券]

まとめ

NISA制度の非課税投資枠は繰り越しが出来ないため、非課税のメリットを最大限享受するには非課税投資枠いっぱいの積立が必要です。

年度始まりから積立を行っている方や月次積立を行っている方であれば、必要な増額がいくらかの計算は非常に容易ですが、年度の途中から毎日積立を始めた場合は煩雑な計算が必要となります。

おおよそいくら非課税投資枠が余るかを把握することはもちろん、非課税枠以上の積立を防ぎたい方はSBI証券の仕組「NISA枠ぎりぎり注文」を活用して、非課税制度の恩恵をしっかり享受しましょう!

 

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